身代金ウイルス「ランサムウェア」が拡大しています!!
回復は非常に困難なので感染しない注意が不可欠です!!
ランサムウェアは、ファイルを暗号化して写真や文書などのファイルを見えないようにしてしまいます。
感染すると回復に金銭を要求するので身代金ウイルス「ランサムウェア」と呼ばれる最悪のウイルスです。
個人の場合も大変ですが、企業の場合情報が失われるので業務を継続できなくなるケースもあり要求される身代金を支払うケースも出ています。
コンピュータウイルスの情報収集・相談を受け付けている情報処理推進機構(IPA)には、今年(2016年)に以下の相談が寄せられています。
相談月 | 相談件数 | 被害件数(内数) |
---|---|---|
1月 | 11件 | 10件 |
2月 | 17件 | 15件 |
3月 | 96件 | 84件 |
ランサムウェアは、メールの添付ファイルとして送られてきます。
IPAへの相談では、「請求書」として送られて来るようです。
請求書なので心配して内容を見ようと開いてしまうことが多く、感染してしまいます。
以下に注意して予防しましょう。
感染すると回復に金銭が要求されます。
個人の場合、数万円とそう高額ではない(企業の場合規模で変わる)ので迷うこともあるかもしれませんが、支払っても回復できないことやさらなる要求もありえるので送金は禁止です。
感染するとOSのリカバリーをすることになります。
リカバリーができない場合は、パソコンショップに依頼すると良いでしょう。
使えるようになるとしても、データの回復はできません。
そのため、普段からデータのバックアップが必要ですが、バックアップデバイスを接続したままにしておくとバックアップ自体が破壊(暗号化)されます。
ランサムウェアの被害を保証する保険はないようです(保証と言ってもファイルの回復ではなく、金銭での補いになります)。
ランサムウェアの被害は個人または企業内部にとどまりますが、情報漏洩は犯罪(10年以下の懲役または最高1,000万円の罰金)になり関係者への賠償が求められます。
特に、企業の場合は個人情報とマイナンバーの厳格な管理が求められます。
個々への賠償額自体は高額でなくても件数が巨大(数10万件や数百万件など)になるので賠償額は巨大になります。
対象は企業なので、企業向けの情報漏洩保険はあります。
ランサムウェアは大事な写真や貴重な文書を失い回復できません!!
最新にするアップデートとバックアップは普段から行って下さい!!